「美術史の方法論」参考文献
2013・2014年度 首都大学東京「美術史の方法論」参考文献 (担当:小澤京子)
☆基本書
・高階秀爾・三浦篤編『西洋美術史ハンドブック』新書館、1997年。
西洋美術史の基本的な固有名詞(画家・彫刻家)+美術史の言説の流れ。シンプルながら流れを的確に把握できる
・ヴァーノン・ハイド・マイナー『美術史の歴史』北原恵他訳、ブリュッケ、2003年。
「美」の観念の言説史+美術史の言説史。本講義では扱わない哲学・美学分野の人物と思想についても概観されている(カント、ヘーゲルなど)
☆レポート執筆に際して(一例)
河野哲也『レポート・論文の書き方入門・第3版』慶應義塾大学出版会、2002年。
☆各回の基本文献
①=講義の主題となる文献/②=①の理解に当たって必須の文献/③=さらに発展的な理解と思考のために重要な文献
2:美術(史)の起源を語るI:J.J.ヴィンケルマンと古代ギリシア
①ヴィンケルマン『ギリシア美術摸倣論』澤柳大五郎訳、座右宝刊行会、1976年。
①ヴィンケルマン『古代美術史』中山典夫訳、中央公論美術出版、2001年。
②Alex Potts, Flesh and the Ideal: Winclkelmann and the Origins of Art History, New Haven and London, Yale U.P., 1994.
②ドリンダ・ウートラム『フランス革命と身体 性差・階級・政治文化』高木勇夫訳、平凡社、1993年。
③フィリップ・ラクー=ラバルト『政治という虚構 ハイデガー、芸術そして政治』浅利誠・大谷直文訳、藤原書店、1992年。
③ラクー=ラバルト『近代人の模倣』大西雅一郎訳、みすず書房、2003年。
3:美術(史)の起源を語るII:明治期日本における美術史編纂
①アーネスト・F.フェノロサ『東洋美術史綱』森東吾訳、東京美術、1978年。
①フェノロサ『フェノロサ美術論集』山口静一編、中央公論美術出版、1988年。
①岡倉天心「泰西美術史」・「日本美術史」『岡倉天心全集』第4巻、吉沢忠校訂、平凡社、1980年所収。
②木下長宏「美術史はいかに書かれてきたか 明治20-30年代における美術史記述」岩城見一編『芸術/葛藤の現場 近代日本芸術思想のコンテクスト』晃洋書房、2002年、32-48ページ。
③北澤憲昭『眼の神殿 「美術」受容史ノート』ブリュッケ、2010年(初版:1989年)
③北澤憲昭『境界の美術史 「美術」形成史ノート』ブリュッケ、2000年。
③佐藤道信『「日本美術」誕生 近代日本の「ことば」と戦略』講談社選書メチエ、1996年。
③佐藤道信『明治国家と近代美術』吉川弘文館、1999年。
③木下直之『美術という見せ物 油絵茶屋の時代』ちくま学芸文庫1999年(初版:1993年)。
③五十殿利治『観衆の成立 美術展・美術雑誌・美術史』東京大学出版会、2008年。
4:探偵、医師、目利き:絵画鑑定術をめぐって
②カルロ・ギンズブルク「徴候――推論的範例の根源」『神話・寓意・徴候』竹山博英訳、せりか書房、1988年。
②岡田温司「鑑定と鑑識 芸術的同一性と司法的同一性」『芸術と生政治 現代思想の問題圏』平凡社、2006年。
5・6:様式史と純粋視覚性I、II:リーグル、ヴェルフリン、フォシヨン等
①リーグル『末期ローマの美術工芸』井面信行訳、中央公論美術出版、2007年。
①リーグル『美術様式論』(新版)長広敏雄訳、岩崎美術社、1970年。
①ヴェルフリン『美術史の基礎概念 近世美術における様式発展の問題』
①ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」『ベンヤミン・コレクション1 近代の意味』浅井健二郎編訳、ちくま学芸文庫、1995年。
①アンリ・フォシヨン『かたちの生命』阿部成樹訳、ちくま学芸文庫、2004年。
①George Kubler, The Shape of Time, New Haven & London: Yale U.P., 1961.
③田中純「美術史の曖昧な対象 衰退期について」『残像のなかの建築』未來社、1995年。
③アンドレ・シャステル『グロテスクの系譜』長澤峻訳、ちくま学芸文庫、2004年。
③ヴォリンゲル『抽象と感情移入 東洋芸術と西洋芸術』草薙正夫訳、岩波文庫、1953年。
7:イコノロジー(図像解釈学)I:アビ・ヴァールブルクの手法
①ヴァールブルク『ヴァールブルク著作集』1-7巻、ありな書房、2003-2006年。
①ヴァールブルク『ムネモシュネ・アトラス』ありな書房、2012年。
②カルロ・ギンズブルク「ヴァールブルクからゴンブリッチへ――方法論の問題に関する覚え書き」『神話・寓意・徴候』竹山博英訳、せりか書房、1988年。
②ジョルジュ・ディディ=ユベルマン『残存するイメージ アビ・ヴァールブルクによる美術史と幽霊たちの時間』竹内孝宏・水野千依訳、人文書院、2005年。
②田中純『アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮』(新装版)青土社、2011年(初版:2001年)。
8:イコノロジー(図像解釈学)II:エルヴィン・パノフスキー、E.H.ゴンブリッチ
①パノフスキー『芸術学の根本問題』細井雄介訳、中央公論美術出版、1994年。
①パノフスキー『イコノロジー研究 ルネサンス美術における人文主義の諸テーマ』上・下巻、浅野徹他訳、ちくま学芸文庫、2002年(初版:1971年)。
①パノフスキー『〈象徴形式〉としての遠近法』木田元監訳、ちくま学芸文庫、2009年(初版:1993年)。
①パノフスキー『視覚芸術の意味』中森義宗他訳、岩崎美術社、1971年。
①パノフスキー『ルネサンスの春』中森義宗・清水正訳、1973年。
①パノフスキー、クリバンスキー、ザクスル『土星とメランコリー 自然哲学、宗教、芸術の歴史における研究』田中英道監訳、晶文社、1991年。
①パノフスキー『アルブレヒト・デューラー 生涯と芸術』中森義宗・清水正訳、日貿出版社、1984年。
①ゴンブリッチ『芸術と幻影 絵画的表現の心理学的研究』瀬戸慶久訳、岩崎美術社、1979年。
①ゴンブリッチ『棒馬考 イメージの読解』二見史郎他訳、勁草書房、1994年。
①ゴンブリッチ『シンボリック・イメージ』大原まゆみ他訳、平凡社、1991年。
②W.J.T. ミッチェル『イコノロジー イメージ・テクスト・イデオロギー』鈴木聡・藤巻明訳、勁草書房、1992年。
③若桑みどり『絵画を読む イコノロジー入門』NHKブックス、1993年。
9:フォーマリズムと視覚性:クレメント・グリーンバーグ、マイケル・フリード
①グリーンバーグ『グリーンバーグ批評選集』藤枝晃雄訳、勁草書房、2005年。
①Michael Fried, Absorption and Theatricality: Painting and Beholder in the Age of Diderot, Chicago: The Univ. of Chicago Press, 1980.
11:フォーマリズムと視覚性Ⅱ:フォーマリズム分析の応用可能性(映画、アニメーションなど)
①トマス・ラマール『アニメ・マシーン』藤木秀朗・大﨑晴美訳、名古屋大学出版会、2013年。
①パスカル・ボニゼール『歪形するフレーム――絵画と映画の比較考察』梅本洋一訳、勁草書房、1999年。
②レフ・マノヴィッチ『ニューメディアの言語 デジタル時代のアート、デザイン、映画』堀潤之訳、みすず書房、2013年。
③スタンリー・カヴェル『眼に映る世界 映画の存在論についての考察』石原陽一郎訳、法政大学出版局、2012年。
12:イコニック・ターンとニュー・アート・ヒストリー
①ハンス・ベルティング『美術史の終焉?』元木幸一訳、勁草書房、1991年。
①スヴェトラーナ・アルパース『描写の芸術 17世紀のオランダ絵画』幸福輝訳、ありな書房、1993年。
①Norman Bryson, Vision and Painting: The Logic of the Gaze, New Haven, 1983.
①ダニエル・アラス『なにも見ていない 名画をめぐる六つの冒険』宮下志朗訳、2000年。
①ジョルジュ・ディディ=ユベルマン『イメージの前で 美術史の目的への問い』江澤健一郎訳、法政大学出版局、2012年。
①ディディ=ユベルマン『時間の前で 美術史とイメージのアナクロニスム』小野康男・三小田祥久訳、法政大学出版局、2012年。
13:アイコニック・ターン以後の動向Ⅰ:ジェンダー・スタディーズ、ポスト・コロニアル・スタディーズ
①ロジカ・パーカー、グリゼルダ・ポロック『女・アート・イデオロギー フェミニストが読み直す芸術表現の歴史』萩原弘子訳、新水社、1992年。
①リンダ・ノックリン『絵画の政治学』坂上桂子訳、彩樹社、1996年。
①エドワード・サイード『オリエンタリズム』上下巻、板垣雄三・杉田英明監修、平凡社ライブラリー、1993年。
14:アイコニック・ターン以後の動向Ⅱ:イメージ人類学・視覚文化論
①ジョナサン・クレーリー『観察者の系譜 視覚空間の変容とモダニティ』遠藤知己訳、以文社、2005年(初版:1997年)。
①ハル・フォスター編『視覚論』榑沼範久訳、平凡社ライブラリー、2007年(初版:1999年)。(収録論考:マーティン・ジェイ「近代性における複数の「視の制度」」、ジョナサン・クレーリー「近代化する視覚」、ロザリンド・クラウス「見せる衝動[インパルス]/見させるパルス」、ノーマン・ブライソン「拡張された場における〈眼差し〉」、ジャクリン・ローズ「セクシュアリティと視覚」)
②大林信治・山中浩司編『視覚と近代 観察空間の形成と変容』名古屋大学出版会、1999年。
②ジョン・A.ウォーカー、サラ・チャップリン『ヴィジュアル・カルチャー入門』岸文和他訳、晃洋書房、2001年。
③フリードリヒ・キットラー『グラモフォン・フィルム・タイプライター』上下巻、石光泰夫・石光輝子訳、ちくま学芸文庫、2006年。
③ジャン・ピエロ・ブルネッタ『ヨーロッパ視覚文化史』東洋書林、2010年。
Cf. 生理学、心理学、精神分析との接合
①クレーリー『知覚の宙吊り 注意、スペクタクル、近代文化』岡田温司監訳、平凡社、2005年。
①バーバラ・M.スタッフォード『ボディ・クリティシズム 啓蒙時代のアートと医学における見えざるもののイメージ化』高山宏訳、国書刊行会、2006年。
①デボラ・シルヴァーマン「新しい心理学」『アール・ヌーヴォー フランス世紀末と「装飾芸術」の思想』天野知香・松岡新一郎訳、青土社、1999年。
①加藤有希子『新印象派のプラグマティズム 労働・衛生・医療』三元社、2012年。
①ミシェル・テヴォー『不実なる鏡 絵画・ラカン・精神病』岡田温司・青山勝訳、人文書院、1999年。
②石谷治寛『幻視とレアリスム クールベからピサロへ フランス近代絵画の再考』人文書院、2011年(第Ⅱ部:労働と心身)。
☆基本書
・高階秀爾・三浦篤編『西洋美術史ハンドブック』新書館、1997年。
西洋美術史の基本的な固有名詞(画家・彫刻家)+美術史の言説の流れ。シンプルながら流れを的確に把握できる
・ヴァーノン・ハイド・マイナー『美術史の歴史』北原恵他訳、ブリュッケ、2003年。
「美」の観念の言説史+美術史の言説史。本講義では扱わない哲学・美学分野の人物と思想についても概観されている(カント、ヘーゲルなど)
☆レポート執筆に際して(一例)
河野哲也『レポート・論文の書き方入門・第3版』慶應義塾大学出版会、2002年。
☆各回の基本文献
①=講義の主題となる文献/②=①の理解に当たって必須の文献/③=さらに発展的な理解と思考のために重要な文献
2:美術(史)の起源を語るI:J.J.ヴィンケルマンと古代ギリシア
①ヴィンケルマン『ギリシア美術摸倣論』澤柳大五郎訳、座右宝刊行会、1976年。
①ヴィンケルマン『古代美術史』中山典夫訳、中央公論美術出版、2001年。
②Alex Potts, Flesh and the Ideal: Winclkelmann and the Origins of Art History, New Haven and London, Yale U.P., 1994.
②ドリンダ・ウートラム『フランス革命と身体 性差・階級・政治文化』高木勇夫訳、平凡社、1993年。
③フィリップ・ラクー=ラバルト『政治という虚構 ハイデガー、芸術そして政治』浅利誠・大谷直文訳、藤原書店、1992年。
③ラクー=ラバルト『近代人の模倣』大西雅一郎訳、みすず書房、2003年。
3:美術(史)の起源を語るII:明治期日本における美術史編纂
①アーネスト・F.フェノロサ『東洋美術史綱』森東吾訳、東京美術、1978年。
①フェノロサ『フェノロサ美術論集』山口静一編、中央公論美術出版、1988年。
①岡倉天心「泰西美術史」・「日本美術史」『岡倉天心全集』第4巻、吉沢忠校訂、平凡社、1980年所収。
②木下長宏「美術史はいかに書かれてきたか 明治20-30年代における美術史記述」岩城見一編『芸術/葛藤の現場 近代日本芸術思想のコンテクスト』晃洋書房、2002年、32-48ページ。
③北澤憲昭『眼の神殿 「美術」受容史ノート』ブリュッケ、2010年(初版:1989年)
③北澤憲昭『境界の美術史 「美術」形成史ノート』ブリュッケ、2000年。
③佐藤道信『「日本美術」誕生 近代日本の「ことば」と戦略』講談社選書メチエ、1996年。
③佐藤道信『明治国家と近代美術』吉川弘文館、1999年。
③木下直之『美術という見せ物 油絵茶屋の時代』ちくま学芸文庫1999年(初版:1993年)。
③五十殿利治『観衆の成立 美術展・美術雑誌・美術史』東京大学出版会、2008年。
4:探偵、医師、目利き:絵画鑑定術をめぐって
②カルロ・ギンズブルク「徴候――推論的範例の根源」『神話・寓意・徴候』竹山博英訳、せりか書房、1988年。
②岡田温司「鑑定と鑑識 芸術的同一性と司法的同一性」『芸術と生政治 現代思想の問題圏』平凡社、2006年。
5・6:様式史と純粋視覚性I、II:リーグル、ヴェルフリン、フォシヨン等
①リーグル『末期ローマの美術工芸』井面信行訳、中央公論美術出版、2007年。
①リーグル『美術様式論』(新版)長広敏雄訳、岩崎美術社、1970年。
①ヴェルフリン『美術史の基礎概念 近世美術における様式発展の問題』
①ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」『ベンヤミン・コレクション1 近代の意味』浅井健二郎編訳、ちくま学芸文庫、1995年。
①アンリ・フォシヨン『かたちの生命』阿部成樹訳、ちくま学芸文庫、2004年。
①George Kubler, The Shape of Time, New Haven & London: Yale U.P., 1961.
③田中純「美術史の曖昧な対象 衰退期について」『残像のなかの建築』未來社、1995年。
③アンドレ・シャステル『グロテスクの系譜』長澤峻訳、ちくま学芸文庫、2004年。
③ヴォリンゲル『抽象と感情移入 東洋芸術と西洋芸術』草薙正夫訳、岩波文庫、1953年。
7:イコノロジー(図像解釈学)I:アビ・ヴァールブルクの手法
①ヴァールブルク『ヴァールブルク著作集』1-7巻、ありな書房、2003-2006年。
①ヴァールブルク『ムネモシュネ・アトラス』ありな書房、2012年。
②カルロ・ギンズブルク「ヴァールブルクからゴンブリッチへ――方法論の問題に関する覚え書き」『神話・寓意・徴候』竹山博英訳、せりか書房、1988年。
②ジョルジュ・ディディ=ユベルマン『残存するイメージ アビ・ヴァールブルクによる美術史と幽霊たちの時間』竹内孝宏・水野千依訳、人文書院、2005年。
②田中純『アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮』(新装版)青土社、2011年(初版:2001年)。
8:イコノロジー(図像解釈学)II:エルヴィン・パノフスキー、E.H.ゴンブリッチ
①パノフスキー『芸術学の根本問題』細井雄介訳、中央公論美術出版、1994年。
①パノフスキー『イコノロジー研究 ルネサンス美術における人文主義の諸テーマ』上・下巻、浅野徹他訳、ちくま学芸文庫、2002年(初版:1971年)。
①パノフスキー『〈象徴形式〉としての遠近法』木田元監訳、ちくま学芸文庫、2009年(初版:1993年)。
①パノフスキー『視覚芸術の意味』中森義宗他訳、岩崎美術社、1971年。
①パノフスキー『ルネサンスの春』中森義宗・清水正訳、1973年。
①パノフスキー、クリバンスキー、ザクスル『土星とメランコリー 自然哲学、宗教、芸術の歴史における研究』田中英道監訳、晶文社、1991年。
①パノフスキー『アルブレヒト・デューラー 生涯と芸術』中森義宗・清水正訳、日貿出版社、1984年。
①ゴンブリッチ『芸術と幻影 絵画的表現の心理学的研究』瀬戸慶久訳、岩崎美術社、1979年。
①ゴンブリッチ『棒馬考 イメージの読解』二見史郎他訳、勁草書房、1994年。
①ゴンブリッチ『シンボリック・イメージ』大原まゆみ他訳、平凡社、1991年。
②W.J.T. ミッチェル『イコノロジー イメージ・テクスト・イデオロギー』鈴木聡・藤巻明訳、勁草書房、1992年。
③若桑みどり『絵画を読む イコノロジー入門』NHKブックス、1993年。
9:フォーマリズムと視覚性:クレメント・グリーンバーグ、マイケル・フリード
①グリーンバーグ『グリーンバーグ批評選集』藤枝晃雄訳、勁草書房、2005年。
①Michael Fried, Absorption and Theatricality: Painting and Beholder in the Age of Diderot, Chicago: The Univ. of Chicago Press, 1980.
11:フォーマリズムと視覚性Ⅱ:フォーマリズム分析の応用可能性(映画、アニメーションなど)
①トマス・ラマール『アニメ・マシーン』藤木秀朗・大﨑晴美訳、名古屋大学出版会、2013年。
①パスカル・ボニゼール『歪形するフレーム――絵画と映画の比較考察』梅本洋一訳、勁草書房、1999年。
②レフ・マノヴィッチ『ニューメディアの言語 デジタル時代のアート、デザイン、映画』堀潤之訳、みすず書房、2013年。
③スタンリー・カヴェル『眼に映る世界 映画の存在論についての考察』石原陽一郎訳、法政大学出版局、2012年。
12:イコニック・ターンとニュー・アート・ヒストリー
①ハンス・ベルティング『美術史の終焉?』元木幸一訳、勁草書房、1991年。
①スヴェトラーナ・アルパース『描写の芸術 17世紀のオランダ絵画』幸福輝訳、ありな書房、1993年。
①Norman Bryson, Vision and Painting: The Logic of the Gaze, New Haven, 1983.
①ダニエル・アラス『なにも見ていない 名画をめぐる六つの冒険』宮下志朗訳、2000年。
①ジョルジュ・ディディ=ユベルマン『イメージの前で 美術史の目的への問い』江澤健一郎訳、法政大学出版局、2012年。
①ディディ=ユベルマン『時間の前で 美術史とイメージのアナクロニスム』小野康男・三小田祥久訳、法政大学出版局、2012年。
13:アイコニック・ターン以後の動向Ⅰ:ジェンダー・スタディーズ、ポスト・コロニアル・スタディーズ
①ロジカ・パーカー、グリゼルダ・ポロック『女・アート・イデオロギー フェミニストが読み直す芸術表現の歴史』萩原弘子訳、新水社、1992年。
①リンダ・ノックリン『絵画の政治学』坂上桂子訳、彩樹社、1996年。
①エドワード・サイード『オリエンタリズム』上下巻、板垣雄三・杉田英明監修、平凡社ライブラリー、1993年。
14:アイコニック・ターン以後の動向Ⅱ:イメージ人類学・視覚文化論
①ジョナサン・クレーリー『観察者の系譜 視覚空間の変容とモダニティ』遠藤知己訳、以文社、2005年(初版:1997年)。
①ハル・フォスター編『視覚論』榑沼範久訳、平凡社ライブラリー、2007年(初版:1999年)。(収録論考:マーティン・ジェイ「近代性における複数の「視の制度」」、ジョナサン・クレーリー「近代化する視覚」、ロザリンド・クラウス「見せる衝動[インパルス]/見させるパルス」、ノーマン・ブライソン「拡張された場における〈眼差し〉」、ジャクリン・ローズ「セクシュアリティと視覚」)
②大林信治・山中浩司編『視覚と近代 観察空間の形成と変容』名古屋大学出版会、1999年。
②ジョン・A.ウォーカー、サラ・チャップリン『ヴィジュアル・カルチャー入門』岸文和他訳、晃洋書房、2001年。
③フリードリヒ・キットラー『グラモフォン・フィルム・タイプライター』上下巻、石光泰夫・石光輝子訳、ちくま学芸文庫、2006年。
③ジャン・ピエロ・ブルネッタ『ヨーロッパ視覚文化史』東洋書林、2010年。
Cf. 生理学、心理学、精神分析との接合
①クレーリー『知覚の宙吊り 注意、スペクタクル、近代文化』岡田温司監訳、平凡社、2005年。
①バーバラ・M.スタッフォード『ボディ・クリティシズム 啓蒙時代のアートと医学における見えざるもののイメージ化』高山宏訳、国書刊行会、2006年。
①デボラ・シルヴァーマン「新しい心理学」『アール・ヌーヴォー フランス世紀末と「装飾芸術」の思想』天野知香・松岡新一郎訳、青土社、1999年。
①加藤有希子『新印象派のプラグマティズム 労働・衛生・医療』三元社、2012年。
①ミシェル・テヴォー『不実なる鏡 絵画・ラカン・精神病』岡田温司・青山勝訳、人文書院、1999年。
②石谷治寛『幻視とレアリスム クールベからピサロへ フランス近代絵画の再考』人文書院、2011年(第Ⅱ部:労働と心身)。
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